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梅の知識

梅干には嬉しい言い伝えがたくさん梅干(Ume)は、昔から日本人に愛されてきた伝統食です。普段梅干を食べない方でも海外に行くとなぜか梅干を思い出して食べたくなるようです。そして「梅はその日の難逃れ」という「ことわざ」があり、「朝、梅を食べれば、その日一日災難から逃れることができる」と言われてきました。これは昔の人が梅干の食中毒防止効果や疲労を軽減してくれることを経験的に知っていたからではないでしょうか。梅干のクエン酸が疲労物質の乳酸を素早く除去してくれるので、プロのサッカー選手なども食べているのだそうです。そんな梅干(Ume)は疲労回復だけでなく抗酸化作用や美容にも良いと言われ、アンチエイジング食材としても注目されています。そんな梅干(Ume)の「魅力」や「言い伝え」をご紹介します!

梅でヘルスケアHealth care

  1. 美人は梅干を食べている

    有名なスーパーモデルも美容食として梅干を食べているそうです。梅干が体に良いというイメージだけはあるものの、実際にどんな美容効果があるのかはよく知らない人もいるでしょう。実は梅干はいくつかの美容効果があると言われてます。美容に効く梅の効能とは?ひとつはダイエット効果です。クエン酸によりエネルギー効率が良くなり、余分な脂肪の溜め込みを防止し、食事の血糖値の上昇を抑えるそうです。また抗酸化作用があり、梅干を食べることで出る唾液は若返りホルモンを含んでいると言われています。梅に含まれるバニリンもダイエットにいいね!と紹介されています。そして一番気になるのが美肌効果です。毛細血管の血行が悪いと肌荒れになりますが、梅干のクエン酸により血液をサラサラにするそうなのです!血の滞りを解消して冷え症にも良いとされています。美人が梅干を食べる理由がわかりますね!
  2. 「梅干で朝茶をいただく」という習慣

    「ここで少し梅干だけでなく、お茶に関する「ことわざ」もご紹介しましょう。「朝茶はその日の難逃れ」「朝茶は福が増す」という「ことわざ」は朝にお茶を飲むことで災難から逃れたり、幸運が訪れるといった意味があります。「梅干で朝茶をいただく」という習慣は食欲のない時には消化器官を刺激してくれ、食欲を増進させて消化を助けると言われています。朝茶に梅干を加えて頂くことは、健康的にも理に適っているのです。緑茶は血中コレステロールを低下させる効果や、抗酸化作用があると言われていて、最近では非常に注目されています。それに加えて梅干も、食欲増進だけでなくクエン酸を胃や小腸に送り殺菌作用をもたらせてくれます。梅干+緑茶という強力タッグを知っていた日本人の生活の知恵に今さらながら驚きますね。
  3. 食生活のバランスに梅干をプラス

    現代人は高脂質で高カロリーな食をたくさん摂っています。バランスが大事だとわかってはいても、そのような食事が豊富にあるので、どうしても食事バランスが偏ってしまいます。お米やパン、肉、魚などは酸性食品です。逆にアルカリ食品は野菜や海草といった食品が多いのです。健康でいるためには、アルカリ食品を多めに摂りたいものです。偏った食生活で血液が酸性になると、体内でウイルスやバクテリアが増殖しやすくなります。酸性食品の摂りすぎは不眠やガン、糖尿病などになる場合があります。体にはアルカリ性食品も必要なのです。酸性を中和してくれる梅干は、アルカリ性食品の代表です。むやみにたくさんアルカリ性食品を摂ればいいということではありませんが、毎日少しずつ、食事の際に梅干を足していくことが、体にとっては良いようです。
  4. 梅干はダイエットに効果ありかも?

    梅美人は梅干を食べているとご紹介しましたが、実はダイエットにも効果的だと言われています。梅干しに含まれているバニリンがポイントです。バニリンを摂取すると脂肪細胞を刺激します。そのことによって脂肪が燃焼されてダイエットに働くと言われています。摂取されたバニリンは小腸で吸収され小腸を刺激し脂肪が燃焼され体重が減少するのです。梅干の別の食べ方をご紹介します。それは「焼き梅干」です。梅干を加熱することで梅干の糖とクエン酸がムメフラールという成分を生み、これが血行を改善する働きをします。血流改善、血行促進の効果があるそうなので、新陳代謝を活性化してくれます。梅干は余分な脂肪を燃焼してくれ、しかも梅干のポリフェノールが脂肪の取り込みを防いでくれるようです。
  5. 梅干は食あたりになりにくい

    昔から日の丸弁当やおにぎりには梅干がかかせません。梅干の殺菌作用でご飯が腐りにくいということは知られています。梅干のクエン酸などが微生物の繁殖を抑えてくれる作用があるからです。しかし最近の研究では食中毒菌の「黄色ブドウ球菌(MRSA)」や「病原性大腸菌(O-157)」にも効果を発揮することがわかりました。健康な胃であれば胃液を分泌して食中毒は起こりにくくなるのですが、弱っていたりすると胃酸の働きが悪くなります。その時に梅干を食べることで、クエン酸の強い殺菌力により食中毒を予防できます。もちろん普段の食事に取り入れれば消化を助けてくれますが、特に梅雨から夏の、食物が腐りやすい時期は積極的に梅干を食べると良いでしょう。
  6. 梅干は二日酔いを解消する

    二日酔いの原因は肝臓のアルコール処理能力が追いつかず、血液中の酸素が不足することで起こります。アルコールが一旦肝臓の酵素によってセトアルデヒドに分解されて、最後は炭酸ガスと水になって排出されます。この時に作られるセトアルデヒドが吐き気を興したり、呼吸数や心拍数を上げたり、頭痛が起きたりして二日酔いになります。梅干は胃腸粘膜の保護をしてくれるので、アルコールが胃腸から吸収される前に粘膜分泌を高めてアルコールからの刺激を緩和してくれます。飲みすぎて二日酔いになった時に食べると、胃粘膜の修復が早くなります。梅干を食べることで体は弱アルカリ性になり、二日酔いから回復するのを手助けしてくれます。飲む機会が多い方は事前に梅干や梅エキスなど飲んでおくと良いでしょう。
  7. 不眠やストレスには梅干でケア

    時々、生活でストレスもありますよね。これはカルシウムの不足が原因だと言われています。梅干はクエン酸が豊富に含まれていて、カルシウムの吸収を助けてくれます。だからストレスにも効果的なのです。また、不眠で悩んでいる方の多くが、寝る前に運動や入浴、スマホやテレビなど不眠症になる原因を自ら行っていることが多いのです。本当は夕食の時に、日中のストレスで高まった体を副交感神経に切り替えるようにするのが一番良い方法です。消化や吸収は副交感神経の範ちゅうだからです。苦みや酸っぱいものは体自体が驚いて早く体外に排出しようとします。梅干はまさに酸っぱいものの代名詞。体が早く外に排出しようとして血行が良くなり、自律神経による不眠対策に一役買ってくれます。
  8. 肩こりの緩和に梅が良い理由

    クエン酸は血液中の乳酸を代謝して、疲労物質を残さない働きをしてくれます。梅干の果肉やエキスには、天然のクエン酸が非常に多く含まれています。乳酸の過剰生産を抑えてくれ、乳酸を炭酸ガスと水に分解し体外に排出してくれます。肩こりが慢性化している方などは現在では飲みやすい梅エキスやサプリメントが出ていますから、それを活用してもいいでしょう。直接的に肩こりに使うなら、梅干の果肉をつぶして患部に貼る方法もあります。乾いたら何回か取り変えると体が楽になってきます。また、日本には昔から「梅ぼし番茶」という民間療法があります。熱い番茶(できたら三年番茶)に天然醤油を小さじ半分、梅干一個を入れてつぶしながら飲みます。代謝が良くなるだけでなく、冬の冷え対策や夏バテにも効果的で、体質改善ができます。
  9. 梅干は整腸作用と消化を助けます

    食梅干は古くは平安時代の書物に記載されているほど重宝されていました。梅干と聞いただけで唾液が出ますよね?梅干は唾液をたくさん出す食べ物で、唾液に含まれるアミラーゼはでんぷんの消化を助けます。食べ過ぎには梅干が効果的です。また、食あたりの腹痛にも良いと言われています。梅干の中のカテキンには抗菌と殺菌作用があり、かつ食中毒の予防にも役立ちます。梅干を食べることで腸内細菌の悪玉菌が増えるのを抑制する整腸作用があります。また、クエン酸により腸のぜんどう運動を活発にして、便秘を解消します。梅干の効能はとてもたくさんありますが、お弁当に昔から梅干を入れるのはご飯のお伴でなく、実は殺菌作用で微生物や細菌の繁殖を抑えるからなのです。昔の人は外からも内からも、梅干のパワーで美と健康を維持していたのです。
  10. 夏バテや熱中症に – 梅干をどうぞ

    夏バテで胃腸の吸収・消化能力が落ちている時に、梅干は胃酸の分泌を促して食用を増進する作用があります。梅干にはクエン酸だけでなく、リンゴ酸やコハク酸も含んでおり、これらは夏バテによる疲労を回復してくれます。また、野外でスポーツをする場合は、熱中症予防にスポーツドリンクを持参する方もいらっしゃるでしょう。ところが、スポーツドリンクは水分と塩分補給になりますが、大量の糖分も同時に摂取することになります。プロ選手でも実際スポーツドリンクは3倍程度に薄めて飲むと言われています。そこで梅干の登場です。梅干の塩分とクエン酸は熱中症予防になります。500mlのペットボトルのお水に対して、梅干1個が適量と言われています。この場合ハチミツ入りの甘い梅干でなく、昔ながらの酸っぱい梅干が効果的です。
  11. 梅は乗り物酔いに

    「梅干の成分であるピクリン酸、クエン酸が乗り物酔いを解消すると言われています。胃腸や口が梅干によってすっきりします。すっきりすることで気分が良くなる、ピクリン酸が肝機能を活性化する、酸っぱさが三半規管を調整してくれるなど、乗り物酔い予防効果があると言われています。お子さんなどにはドライブの前に、お茶などに梅干適量を溶かして飲ませてあげてください。
  12. 梅干で虫歯の痛みを軽減できる?

    普段からケアしていても、どうしても虫歯になってしまうことがあります。歯が急に痛くなっても、そんな時に限って歯科クリニックに行けない用事があったり・・・。そんな場合に、軽度の歯痛を軽減する梅干の使い方をご紹介します!梅干の実の部分を取り、種だけにします。種を水洗いしてきれいにしておきます。種を虫歯の歯に当てて軽く噛むようにします。涎が出るので、何か受け皿を用意しましょう。民間療法として伝えられてきた方法ですが、あくまで一時的な効果ですので、虫歯になったら早めにクリニックに行くようにしましょう。
  13. 石けんシャンプーの仕上げに梅酢でリンス?

    梅酢は梅干を作る時に出てくる液体です。実は梅パワーがあるんです。食事だけでなく美容にも効果があるそうでビタミンやミネラルが豊富なので、石けんシャンプーの仕上げに梅酢でリンスするのがおすすめです。石けんシャンプーを使ったことがある方なら、仕上がりがゴワゴワしたことがあるでしょう。そのため、仕上げにはクエン酸やお酢を使った酸性のリンスは必需品になります。アルカリで一旦開いたキューティクルを閉じてくれます。使い方は洗面器に半分程度のお湯に大匙2~3杯程度入れて薄めます。これを使ってすすいでいきます。梅酢の殺菌効果で地肌も髪もサラサラで健康になるそうですよ!この時、石けんシャンプーをよくすすいでから行うようにしましょう。

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