梅と日本
和歌山の自然Nature
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天空の聖地 高野山
- 蓮華のような八葉の峰々に囲まれた高野山は、弘法大師・空海が開いた日本を代表する真言密教の聖地です。弘法大師は高野山の奥之院に生き続け、世の中の平和と人々の幸福を願っていると信じられています。都の喧騒を逃れ、密教の道場を開くのにふさわしい神秘の地として選ばれた高野山は、修行の場・信仰の地として今なお多くの人々を魅了しています。
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蘇りの聖地 熊野
- 熊野は古くから人々の熱い信仰に支えられた聖地で、「伊勢へ七度、熊野へ三度」ともいわれるほど、多くの人が参詣しました。本宮の地に神が祀られたのは、今からおよそ2000年前、第10代崇神天皇の世といわれ、古代本宮の地に神が降臨したと伝えられています。早朝に訪れると、凛とした空気が漂い、ここが神聖な土地であることを思い出させます。
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石畳 熊野古道
- 熊野古道とは、熊野三山へと通じる参詣道であり、また、霊場・山岳修行の道でもあります。熊野古道といえば、古代の人々も踏みしめた石畳。静謐な空気が、心を落ち着かせてくれます。平安の昔から、熊野は「蘇りの聖地」と呼ばれ日本人の憧れの地でもありました。懐深き熊野の神々は、男女も身分も関係なく多くの人々を受け入れてきたのです。
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熊野本宮大社
- 熊野三山は熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社から成り立ってます。熊野本宮大社の長い石階段を上がると神秘的な空気が漂うパワースポットです。平安時代の末には、多くの皇族や貴族が「浄土への入り口」としてお参りするようになりました。現代でも多くの人から熊野三山は「よみがえりの聖地」として、信仰を集めています。
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熊野 火祭り
- 熊野御燈祭(お燈まつり)は、ご神体「ゴトビキ岩」のある神倉神社の例祭です。西暦574年が始まりと伝えられ、日本最古といわれる由緒あるお祭りです。御燈祭は毎年2月6日に開催されます。白装束に身を包んだ上り子と呼ばれる男たち約2千人が手に松明を持ち、神倉山の山頂から急な石段538段の石段を一気に駆け下りる勇壮さが魅力です。
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吉野熊野国立公園
- 熊野の海岸線を含む「吉野熊野国立公園」は、和歌山、三重、奈良の三県にまたがり、紀伊半島の山あいをゆうゆうと蛇行して流れる川とうつくしい海岸線から構成されています。一方、山岳部は、黒潮の影響を強く受けた温暖な気候が特徴。熊野川をはじめとする大小の河川が深く谷を刻み、瀞峡や北山峡に代表される自然の美を作りだしています。
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南紀 白浜温泉
- 飛鳥、奈良朝の時代から「牟婁の温湯」「紀の温湯」の名で知られ、斉明、天智、持統、文武天皇ら多くの都人が訪れた由緒ある温泉地です。目の前に雄大な太平洋が広がり、波しぶきが届くほどの最高のロケーションで、歴史と潮風を肌で感じる古湯です。湯崎七湯に数えられる崎の湯、砿湯(牟婁の湯)は、白浜温泉の中でも特に、いにしえからの歴史を感じさせます。
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